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作成日 : 2024/02/07
更新日 : 2024/02/07

2023年の1冊

はじめに

私は年末年始の休みに本屋に行き、
平積みになっている本から一冊選んで買って読んでいます。

年に一回の運試し的な要素もあるのですが、今年は当たりだと感じたので、
読んだ本を共有したいと思います。

DIE WITH ZERO という本なのですが、
うっすらとそうなんだろうなーと感じていることを言語化してくれている内容でした。

本に書かれた要点で覚えているのは以下の通りです。
それぞれについて思ったことを書いていきたいと思います。

  1. 死ぬときは所持金はゼロ円に近づけよう
  2. 計画的に貯蓄と消費をしよう
  3. 消費は物に対してではなく、体験に使おう
  4. お金がたまったころには老人になっていて、体がついていかない

1.死ぬときは所持金はゼロ円に近づけよう

その通り。
死んだらお金は使えないので、(残すべきものは残して)ゼロ円に近づける方がよい。

ただし、マイナスになることは他人に迷惑がかかるから、
マイナスにならないようにとブレーキがかかる。

このブレーキ心理が強すぎるのが今の日本人。
そしてそのブレーキがデファクトスタンダードになっているがために、
消費するという行為が後回しになりすぎる。

NISAの制度が今年から新しくなったが、お金を貯める方向にのみ目が行きすぎだと感じる。
恣意的に相続税を発生させようとしているのではないかと勘繰ってしまう。

2.計画的に貯蓄と消費をしよう

本の中でも言及されているが、貯蓄のピークをどこに持ってくるべきなのかが問題。

年を取れば長生きのリスクを大きく感じるようになる。
安心を得ようとすると貯蓄に走る。

宵越しの銭は持たないという江戸っ子気質がないと、なかなか消費に回せません。
思い立ったが吉日と行動に移せるか否かが、その人自身の幸福度を上げる力に直結すると思う。

3.消費は物に対してではなく、体験に使おう

物欲については、今のところ私はなくなる気配がない。
あの時計いいな、あの車を所有したい、など物を持つことによる満足は、所有者の中では非常に高いと思う。

経験は?といえば、その人の置かれた状況によると思う。
子どもがいれば子どもに経験をさせたい が真っ先に来るでしょう。
おひとりさまは その人が持つ興味対象がアクティビティなら、経験することにお金を使うでしょう。

ここまで考えて、あれ?収集癖って、行為でもあるから一概に物に消費してないのでは?
と思ったが、結局は興味がなくなったら収集した事実と、
一抹の「あれにハマったな」という淡い記憶が残るだけです。
物欲も満たして体験することもできれば一番いいですが。

本の内容としては、経験を物欲よりも優先しようね ということなのですが、
頭ではわかっていても割り切れず、物欲に走ってしまうなぁと思いました。君子三戒?はて?

4.お金がたまったころには体がついていかない

若ければダイビングでもスキーでも「やろう!」と思えば始められるし上達も早いですが、
ご老体になってしまったら「やろう!」と思っても気力と体力がついていかず、
若いころに始める場合との満足度の差は相当大きなものになると思う。

最近、スキーに行くのが億劫になってきたし、
ダイビングをしたいと思っていたが結局やらずじまいになりそうな今日この頃。
アドレナリンの出が悪くなってるのを感じてしまいます。

夢中になれることを、誰かと一緒に経験することが若いうちにできると、
思い出話の追体験も出来てより幸福度があがるでしょう。

まとめ

前提として糊口を凌ぐような状態ではない人に向けての本だよね、とやさぐれる気持ちは置いておくとして、

即行動に移せる人が満足度が高い人生を送れるんだろうな
と気づかせてくれる内容の本でした。

これからはなるべく、デモダッテを考えても押し切る勇気をもって行動したいと思います。