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更新日 : 2025/05/14
オリジナルGemを作ってみた① ~プロンプト編~
ここからは、あなたの業務内容に合わせてオリジナルのGemを作っていく方法をご紹介します。
日々仕事をする中で、「必要な作業だけどちょっと手間・・」なことってありませんか?
そんな作業をGemにやってもらえるように、今回はオリジナルのGemを作っていきます。
例えば、海外の開発チームと共同でプロジェクトを進める場合、コミュニケーションは英語になることが多いですよね。依頼事項や確認事項をフォーマルな形で失礼のないように英語で伝えるのは、結構難易度が高いです。
そこで、今回はビジネスの場における日英翻訳をやってくれるGemを作ってみます。
※GemはGoogleの有料プランに加入している方のみ利用できます。(2024年12月時点)
Gemの作成方法
※2024年12月時点でGemで日本語対応が完了していない機能があるため、下記の画面キャプチャ内では、Googleの言語設定を英語にしています。
①Geminiを開いて、左側のメニューから「Gem manager」を選択します。
②Gem managerの画面に遷移するので、ここで「+ New Gem」を選択します。

③「Name」に好きなGem名を入力します。
④「Instructions」にはGemにやってもらいたい指示やルールを入力します。
『あなたはビジネスの場で活躍する優秀な日英翻訳者です』のように、Gemの立場を予め伝えるのも、より良い結果を得るための大事なポイントです。

⑤Geminiアイコンをクリックすると、Geminiが指示内容の書き換え・追記をしてくれます。
「Instructions」全体を確認して、問題がなければ右側の「Preview」でテストしてみましょう。

⑥プロンプトには敢えて雑な日本語で文章を書きましたが、Gemが丁寧なビジネス英語に翻訳してくれました。
「リスケ」「WBS」「なる早」などのワードも正しく翻訳できているのが分かります。

⑦「Preview」の結果で問題がなければ、「Save」をクリックしてGemを保存します。
Gem managerにGemが追加されました。
今後は、細かい指示出しをしなくても、プロンプトに日本語の文章を入力するだけで英語に翻訳してもらえます!

まとめ
今回は日英翻訳するGemを作成しましたが、あなたの日々の業務に合わせて、リンク先から必要な情報を抜き出すGemや、メール作成を手伝うGemなど、業務効率化に繋がる使い方は無限大です。
次回は、また少し違ったGemの使い方として、〜ファイル参照編〜をお送りします。