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作成日 : 2025/10/08
更新日 : 2025/10/08

ある1社員の休日 欧州編⑤ チェコ滞在②

前回の記事はこちら

3日目(一時出国)

 3日目はチェコを離れてドイツへ。首都プラハはスロバキア・オーストリア・ハンガリー・ドイツ・ポーランドなど近隣国を繋ぐ列車に乗ることができます。

日本にいる間に欧州の鉄道乗り放題チケットであるユーレイルパスを購入しておいたので、このうちかねてから訪れてみたかったドイツ方面の列車に乗ることに。9時半頃の列車で混雑が予想できたので座席予約も事前実施。車掌が来たら事前に二次元バーコードをスキャンしてもらうだけで車内改札は終了。速い。

この時は一等車に乗車(一等車と言ってもグリーン車のようないい設備というわけではない)ので、改札とともに水のペットボトルをいただく。個人的にたすかる。

 今回プラハから乗ったのはドイツの首都ベルリン行きの国際列車。時間帯によっては北部のハンブルクまで直行便があります。ドレスデンの手前に風光明媚な場所があるので、そこを目的に2時間程度の移動。国際列車なので食堂車があり、朝食とビールを注文。日本ではなかなか味わえない体験でした。

 現地到着後少しハイキングを行ない、2時間程度、チェコ・ドイツを通るエルベ川(チェコではラベ川)を背景に、いい感じの写真(今回のタイトル画像)を撮っていました。その後少し戻り船で向こう岸に渡って、路面電車の撮影。観光地化されているため色々な値段が観光地価格でしたが、なかなかにいい体験でした。

4日目(ピルゼン)

 翌4日目はチェコ国内の別の街へ。この日はプラハから高速バスで1時間のところにあるピルゼンへ。ビール好きな方なら見たことがあるかもしれません。ピルスナー・ウルケルの醸造所がある街です。事前にFLIXBUSを予約したので片道10ユーロくらいでした。

朝食はバスターミナル近くでパンとコーヒーを。「チェコ語を使って朝食を買おう」という目的を達成できたのはかなり楽しいものでした(チェコ語は白水社の『ニューエクスプレス チェコ語』で少しだけ勉強しておいた)。

 バスでピルゼンに着いて、まずは路面電車を撮影。当地でしか走っていない車両(2025年6月頃に運用終了)を撮影し、古本屋を2軒くらい見て回ってからピルスナー・ウルケル醸造所へ。

醸造所見学ツアーは結構人気だったので事前に予約しておきました。日本語ツアーはありませんが、日本語のパンフレットがあります。日本語パンフレットがあるから、というわけではないですが、現在ピルスナー・ウルケル醸造所はアサヒグループホールディングスの傘下企業となっています。そのためピルスナー・ウルケルとアサヒビールで乾杯をするポスターが醸造所内にありました。

ツアーの最後は地下の貯蔵庫で樽からビールを注いでもらい試飲。アルコール度数が低めだったので、すぐに飲めてしまいました。貯蔵庫はかなり寒いので醸造所見学の際は羽織るものを持参するべきです。また、地下の貯蔵庫は足元の石畳が常時濡れているので滑りやすいです。滑らない、歩きやすい靴で見学することをオススメします。

ちなみにそのあと醸造所のレストランでタップスター(ピルスナー・ウルケル社から認められた注ぎ手のこと)が淹れたビールとともに美味しい食事も楽しめるようです。バスの時間が迫っていたのでレストランはパス(あとちょっと高かった)。

バスでプラハに戻り、地下鉄と路面電車を乗り継いで宿に戻り、夕飯は宿近くのレストランで食べて就寝。ピルゼン行きはこれにて終了。

次回はプラハ滞在最後の日程の話です。