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更新日 : 2026/03/18
AIエージェントを使ったNDL調査の自動化 ①
今回は、前回予告していた調査過程の棚卸しからやっていきます。
調査過程の棚卸し
「調査」と言っても分野によって様々ですが、「NDLデジコレを使う時、だいたい自分はこうやっている」というものを書いていきます。
①:調査テーマ設定時に大枠の調査用キーワードを抽出します。
これは大体テーマ(例:「明治期の丸善について知りたい」ならば「丸善」・「明治」辺り)をキーワードにしていきます。
②:事前に手元に資料があるならばそれを読み込んでキーワードをさらに出していきます(「丸善」なら「早矢仕有的」とか)。
③:①と②の結果でNDLデジコレを用いて検索を行なう。
キーワードのみなら全文検索のみを行ないますが、事前読み込みの段階で他の資料が見えている場合は書名検索も行ないます。
④:③の結果を確認し、「あ、これはテーマに沿ったものっぽい」を探して行きます。
⑤:調査が終わる(自分が満足する)まで調査を繰り返します。
フローチャートにすると、だいたい以下のような感じになります。

この図をとりあえず頭の中に入れておき、ほしいものをざっくり決めていきます
要件決め
自分で延々と悩むのもいいのですが、使えるものは使っていく。Claudeのチャットで壁打ち相手をしてもらいつつ決めていきます。本当は前項のフローを提示したほうがよかったかもしれないですが……
「次世代デジタルライブラリーAPIを使った調査エージェントツールを作りたい。壁打ちを手伝ってもらえませんか?」とチャットを開始。大方棚卸しをしておいた通りの機能となっていたが「事前資料の読み込み」は提示してもらってなかったので追加して、おおよそ以下のことができればOKということになりました。
①:事前準備として、事前資料をフォルダに配置
②:①がある場合、テキスト化
③:テーマ入力(「〇〇についての資料ない?」とか)
④:②・③の内容で次世代デジタルライブラリーAPIで検索
⑤:文献の提示と簡単なレポートの作成
⑥:③の指示次第で④のフェーズは並行で実行できるように
②のテキスト化についてはNDLOCR-Liteを利用すればよさそうです。CC BY 4.0のライセンスなのでおそらく問題なさそう。
次世代デジタルライブラリーAPIへのリクエストはむやみやたら行なわないよう、回数上限を設定しておきます。
ここでの壁打ちをもとに要件定義ファイルと各エージェントのファイルを生成してもらい、次のステップへ。ある程度のゴールが見えている状態だとかなり早く作業できることに驚きでした。
次回予告
次回はClaude Codeに設計からテストまでやってもらおうかなと思います。
実際に動かすにしても、事前資料読み込みは一旦外して、次世代デジタルライブラリーAPIで資料検索やレポート生成ができるかのみ確認していくつもりです。